教科書を読んでも頭に入らないとき|一段落を要点メモに変える練習
教科書を何ページも読んだのに、何が書いてあったか説明できない。そんなときは、読む量を一段落に減らし、読み終わった後に答える問いを先に一つ決めてみます。ここでは自作の短い文章で練習し、学校の教材へ移す手順を紹介します。
- 見出しから、一つの問いを作って読む。
- 線を引く語は、問いに答える材料だけに絞る。
- 教科書を閉じて一文で説明し、原文へ戻って確かめる。
読む前に「何が分かればよいか」を決める
見出しが「植物の水の通り道」なら、「水はどこを通るのか」が問いになります。本文を読んでから大切なところを全部探そうとするより、問いを一つ持って読む方法を試します。
ただし、見出しだけで答えを推測して終わらないようにします。知らない語は印を付け、教科書の説明や用語欄で確かめます。問いに関係しない段落まで一度に要約する必要はありません。
短い練習文を読む
練習用の文章:「図書係は、返された本の数を毎日記録しました。月曜日は8冊、火曜日は12冊でした。二日間の合計を求め、曜日ごとの違いも比べました。」これは実際の学校の記録ではありません。
問い1:図書係は何を記録しましたか。問い2:二日間の合計は何冊ですか。問い3:火曜日のほうが多かった理由は、この文章だけで分かりますか。まず答えを自分で書いてから次へ進みます。
本文で分かることと分からないことを区別
| 問い | 答え |
|---|---|
| 何を記録した? | 毎日返された本の数。 |
| 二日間の合計は? | 8 + 12 = 20冊。 |
| 火曜日が多い理由は? | 本文には理由が書かれていないので分からない。 |
「火曜日に雨が降ったから」などの想像を、本文に書かれた事実として答えないことがポイントです。考えた可能性を書くなら、「推測」と分けます。これは地域の調べ学習で資料を読むときにも使える区別です。
自分の教科書で一段落だけ試す
見出しを写し、問いを一つ書いて本文を読みます。読み終わったら本を閉じ、キーワードを二〜三個と、問いへの答えを一文で書きます。その後に開いて、抜けた条件や言い違いを確かめます。
何も書けないときは、量をさらに一文へ減らすか、まず口頭で説明してみます。色を塗ったページ数ではなく、「何の問いに答えられたか」を残すと、次に読むところや先生に聞くところが見つけやすくなります。
この記事について
学習手順・例文・練習問題は、家庭で試せるようにあゆみ塾が作成した提案です。実在する生徒の体験談や、効果を保証するものではありません。
作成・内容確認日:2026年9月21日。
